カマバエの一種

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カマバエの一種

_T3A7373カマバエの一種

埼玉で撮影なので分布的におそらくミナミカマバエなのですが、関東北部にはカマキリバエというのもいるので一応…
他にもカマバエの仲間はいるかもしれません。
鎌の形などで同定できるはずなのですがいまいちわかりませんでした。

カマキリとそっくりな足を持つカッコいいハエです。
もちろんカマキリと同じく獲物を捕らえるためのもので、1cmにも満たない大きさながら立派なハンターです。
このように違う生き物が同じような目的を果たすために似た形質を持つことを収斂進化と呼ぶようです。

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小さな虫を捕獲して食べているカマバエの一種

頭の形も三角形でカマキリ似ですが、口まで同じとはいかなかったのか刺すようにして食べているようです。
食事中以外だと顎があるようにも見えるんですけど違うみたいですね。

こんなカッコいい見た目ながらどこにでもいる虫で、都心でも公園の池のふちなどで見られます。
この虫の存在を知った時、身近にいると聞いても信じられませんでしたし見つけるまで結構な時間がかかりましたが、一度見つけてからというもの本当にどこにでもいるなぁという印象に変わりました。
ただ、いそうだと思ったところで必ず見つけられているわけではなく、むしろこんな所にいるのかという場所で見つけることも多いです。
まだまだカマバエへの理解が足りていないですね。
これからの季節、虫が少なくなりますがこのハエは活動しているので、虫を撮りたくなったらいい被写体になってくれるでしょう。