ゼニゴケの一種

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ゼニゴケの一種

今年の6月、沖縄本島を歩いているときに見つけた可愛いパラソル集団。
人目のつかない日陰の一角には、まるで夏の砂浜を空撮したみたいな光景が広がっていました。

ただでさえ植物は苦手なのに苔となると同定はもうお手上げです…

ゼニゴケは雌雄異株で、雄が作る傘に水がふれると精子が外に出され、精子は自力で泳いで雌株の卵細胞にたどり着くそうです。
その後、成長し胞子となって風に運ばれ、新天地を目指すというわけです。
多くの植物が独特の受粉の仕方を持つのは知っていましたが、こんな繁殖の仕方もあるとは驚きです。
写真は雌株が作った通称「破れ傘」が開き、胞子をばらまく状態になっている姿のようです。
静かな森の中には不釣り合いな賑やかな光景にワクワクしながら撮っていました。

しかし、撮ってる時は苔としか認識してませんでした…
もし撮影時に知っていたらもっと色々な写真を撮影していたでしょう…
私は事前知識の差で撮影への気合の入れようが変わってくるので、やはり予習は大事だと再認識しているところです…